G1ラボ - デジタルマーケティングを研究する為の備忘録

これからのデジタルマーケティングは技術と方法に加え、OfflineとOnline、HardwareとSoftware。6軸+αの時代を生きるデジタルマーケッター

ブロックチェーン。未来の「EC低価格開発」のKeyとなるか。

ビットコインでその名を有名にしたブロックチェーンシステム。日々その話題性が高まっているのはトレンドを見てもわかります。 

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このブロックチェーン、大雑把に言えば台帳を世界中で共有して不正を防いでいくというシステムなのですが、もっと大雑把に言えば伝言ゲームをしながら不正を防ぐというイメージです。10人並んで伝言ゲームをするときに「たこ」と最初の人が言い、次の人が「たこ、いか」という。そうすると次の人が「たこ、いか、マグロ」と言う・・・という感じで取引の履歴を含んだ情報で取引を履歴を繋げていくというのがブロックチェーンの仕組みのようです。確かに途中で改ざんをしますとゲームが成立しませんから、そこで不正がわかりますよね。

・・・とは言っても本当はもっと複雑な要素を持つのがブロックチェーンなので伝言ゲームだけの理解ではダメです。NTTデータのWEBサイトにわかりやすい仕組み図が掲載されているので紹介します。

www.nttdata.com

 

今、そのブロックチェーンシステムを勉強しはじめています。このシステムはECサイトの受注業務にも有用ですし既にECプラットフォームのEC-CUBEなどはかなり深い研究を進めているようです。

株式会社ロックオン、ブロックチェーン技術のeコマースへの応用にむけて、第一段階の検証を完了。コスト削減の他にも、オムニチャネル時代のECインフラ基盤へ大きな可能性。

 

ECインフラにとってどのような影響を与えるのかワクワクするところはあります。このニュースリリースでも記載されていましたが、サーバー負荷に対しての改善効率の高さはEC事業者にとってコスト負担の減少を意味します。今までサーバーに費やさなければいけなかった費用を他の事に展開できるというのは事業者にとって大きいだけではなくユーザーに対して提供されるサービスや情報などが充実する可能性を含んでおり、期待が大きい話です。

そう考えますと現在システムに関わっている多くのエンジニアにとって、ブロックチェーンは今後必須の科目になってくるのではないでしょうか。