G1ラボ - デジタルマーケティングを研究する為の備忘録

これからのデジタルマーケティングは技術と方法に加え、OfflineとOnline、HardwareとSoftware。6軸+αの時代を生きるデジタルマーケッター

ECを手軽にやりたければ量より質。

明日からECやろうかな。

そう思って開始できるのがインターネットショップ、いわゆるECサイトです。今は簡単にWEB構築もできる時代ですがFacebookで小規模なECもできます。例えばFacebookではじめるECにはリアル店舗のようなテナント料や光熱費がなく非常に安上がりなスタートアップとなります。

ここを見てくださる人の多くは中規模以下のECサイトを検討されている人かと思います。そんな方々にとってECサイトで大事なことは量より質です。

量でいきたければたくさんの在庫を揃えて棚揃えの良さをアピールできます。しかし在庫型ECをするのであれば在庫費用をどうするの?という悩みがあります。では在庫を持たないEC(注文がきてからオーダー)であればどうか?となりますがこれはこれで納期の悩みがあります。オーダーがきてから自分で購入をかけて入手して配送まで時間が必要です。今流行りの今日・明日宅配の必要はありませんが4日から5日くらいで配送したいものですよね。特注品でない限りは。しかも数が増えたらそれを自動化しなければいけなくなり他システムとのシステム連携が必要となります。

それらを総合的に考えて在庫型ECに取り組む方が多いのではないかと思います。そんな時は量は揃えきれなくてもいいので質にこだわりましょう。質とは商品の質もそうですが、商品を推薦する質です。購入者に「究極の一品」を紹介するために全身全霊を尽くした紹介コンテンツを作りましょう。ありきたりな言葉になりますが良質コンテンツはSEOにも効果的です。そして何より「物を知る」ユーザーが訪問してきたときに「専門サイト」と思ってもらえる可能性があります。

費用をかけずにやるのであればせめて自分でできる事を究極レベルに持ち上げていくことが大事なのです。鉛筆と紙で必死にコンテンツを考えて写真をとってアップするのもいいでしょう。手書き?と思うかもしれませんが手書きはユーザーのインプレッションは意外と悪くありません。むしろ手作り感があって目に通してもらいやすいメリットがあります。

広告配信もそうです。何百万、何千万というユーザーに対して広告を配信するには予算をしっかりと確保する必要があります。商品価格が安い場合これを回収できるか?という疑問もあります。そして大量に広告を配信できて訪問者が増えてもコンテンツがダメだと購入まで到らなくなります。むしろ大切に作ったA4サイズ1ページの手書きコンテンツを100人に渡した方が購入率が高いかもしれません(多分高いのは間違いない)。

物を売るというのは「自分を売る」のと同じと考えて見てください。どんな自分を売りたいですか。どんな風に自分をPRしたいですか。そこが「顧客」を掴んで離さないストーリのプロローグだと思います。