ユニクロのICタグ実装。デジタルマーケティングへの期待は。
ユニクロが全商品ICタグ実装というニュースが日経新聞の速報で入って来たけど、インパクトはあるニュースであるのはまちがいないですよね。
ICタグといっても、色々なタグがあるのでどんなタグを使うのかまだわかりませんが、思い浮かぶのがRFIDタグですね。こんな感じの。
(Icon made by Freepik from www.flaticon.com )
アパレルの場合は本当のアパレルタグでのICタグだと思うので電源を持たないパッシブタグだと思います。RFIDタグがついていればリーダーを付近で読み込むことでそのエリアにあるタグを全部読み込めるんですよね。今は在庫管理などで運用が進んでいますが、恐らくRFIDもラベルの材料費が安価になっていけばマーケティング関連でも当たり前のように使われてくるでしょうね。本当は既に予算の大きめなイベントではICタグの入ったアクセサリや腕輪などで使われていますが、あまり予算をかけられないものでは後回しになってしまいます。
しかし、このユニクロの記事にあるように、数量カウントだけではなく、物の動き方までデジタル化することができればAIの技術を使っても、使わなくてもある程度デジタルマーケティングとの連動が可能です。特にリアルタイムでのデジタルマーケティングとの連動では親和性は高そうですね。
例えば、アプリとの連動。あらかじめアプリに体のサイズを入れておきます。そしてICタグのついたアパレルを手にとって動き出した段階でサーバーがそれを感知し、ユーザー情報と比較をして、アプリのプッシュ機能で「体のサイズにあわないものを買おうとしています!」というアラートを出したり「この製品に合う人気商品で当店に在庫があるものはこれです!この場所にあります!」という追加情報を出したりするとかね。
リアルタイム・レコメンド機能、まさにオフラインtoオンラインのO2Oですね。これは妄想じゃなくて、現実的に現在運用できることなので、こういうものが搭載されてくるとレコメンド機能を人からデータベースにすることで、店舗の省人化にも繋がって日本では経営側から受けるような気もしていますし、新興国ではユーザー側から受けるようなきもしています。